光の街とわたし

フランス・リヨンでの留学生活

フランスに留学中の大学生が伝える言語学習のメリット:言語学習に時間をかける意味はあるのか

Bonjour! みなさん、こんにちは。私は現在フランスに留学中の女子大生です。

今回はフランス語を勉強することによるメリットについて話していこうとおもいます。

というのも、日本でフランス語を勉強している時に特に考えていたことが、フランス語をやって意味があるのかということです、日本で生活していてフランス語を使う機会なんて全くないですし、国際的には英語が様々な場面で使われているので、フランス語ができなくても生活していくことはできます。

そんな必ずしも必要ない言語に自分の時間を費やす必要性はあるのか、留学する必要はあるのかということをよく考えていました。日々、勉強することや知るべきことは世の中に溢れているため、その時間を日々使うことのない言語に費やすのはかなりの無駄と考える人も多いはず。フランス語だけでなく、その他の言語を勉強している人も同じことを考えるのではないかなとおもいます。

しかし、私は現在、フランス語を勉強することに大きなメリットを感じながら日々を過ごしています。今日は、みなさんのもやもや解決のために、言語を勉強するメリットについて話していこうとおもいます。

では、On y va!

 

 

仕事でスキルとして使うことができる

まず、外国語を勉強するにあたってのメリットはこれだと思います。

翻訳や通訳といった仕事はもちろん、外国で働きたいという場合、英語圏だけでなくその他の国で働く可能性を広げることができます。

フランス語の場合はフランスはもちろんですし、西アフリカの国々でも使われている言語なので、それらの国々で働くことができる可能性を広げることができます。もちろん言語できるというだけでは海外で働くことができませんが、一つの手段を獲得することができます。

また、フランス語は国際連合公用語に指定されており、英語と並ぶほど重要な言語です。国際連合の機関によって違いますが、場所によってはフランス語が絶対必要であったりしますし、多くの人がフランス語が喋れるため、コミュニケーションをするために必要であったりします。国連で働きたいと思っている方はフランス語を勉強することには大きなメリットがあると思います。

これがたとえスペイン語や韓国語、ロシア語やアラビア語といった言語でも同じだと思います。言語ができることでつくことができる仕事は増え、仕事がよりスムーズにできると思います。

 

関わることができる人の数を増える

さて、先ほどは仕事で使うから言語を勉強することはメリットになるということをお伝えしましたが、将来、外国語を使う仕事や海外で働くことを考えていないけど外国語を勉強しているという人もいるはずです。実際に私もそうです。フランスで働くことを考えた時期もありましたが、現在は日本で職につくことを目標にしています。

そのような場合、言語を勉強する意味を見失いがちですが、ここで書くようにメリットはあります。

それがトピックにもあるように関わる人の数を増やすことができるということです。

言語を話すことができるということはその言語を話す人とコミュニケーションをとれるということです。単純に会話できる人の母数を増やすことができます。

ちなみに私が勉強している言語は現在英語とフランス語なのですが、フランス語の話者また学習者は約3億人いると推測されており、英語に至ってはを話している人は15億人以上いるとも言われています。つまり、より多くの人、よりバラエティー豊かな人と関わりを持つことができます。物理的にすべてのひとと人と関わることは無理ですが、より多くの人と関わりを持てることは確かです。

多くの人と関わることで、新たな考え方や価値を手にすることができますし、なにより日々が充実し、楽しいものになります。自分の人生を豊かにすることに関して言語を勉強することは大きなメリットになりえると私は考えます。

 

様々な情報を入手できる

世界では数多くの言語が話されており、それぞれの言語にそれぞれの世界があります。

英語には英語の世界、フランス語にはフランス語の世界、日本語には日本語の世界があります。それぞれの言語の世界では、その話者が多いほど多くの情報が飛び交います。言語を学ぶことでこれらの多くの情報を手に入れることができるようになります。

例えば、英語のニュースやフランス語のニュースを聞いたり、読んだりすることを自分自身でできます。日本のニュースや翻訳されたものを使えばいいという方もいるかもしれませんが、日本では報道されないニュースはたくさんありますし、翻訳されたものは他人の手が加わっていますし、それぞれの言語では表すことができない表現などにより本文とは多少違うものになったりしていることがあります。そのため自分自身で外国語の情報媒体にアクセスし、それを理解できるということはかなりの財産になります。

多くの情報を手にすることで人生をより豊かなものにできます。

あと、外国語のニュースを見たり聞いたりするのってなんかかっこいいですよね。

 

新たな表現方法を自分のものにできる

多くの人と関わることや情報を手に入れることで新しい考え方、価値観を手にすることができますが、言語を学習すること自体に新たな価値観を入手できる可能性を秘めています。

例えば、日本語には食事をする前に言う「いただきます」という言葉がありますが、ほかの言語にはこのような言葉はありません。私は、留学生活で「いただきます」を使ったときには、英語やフランス語に直接訳すことはできないので、いつも説明をします。このように日本語に外国語に翻訳できない言葉があるように、外国語にも日本語に翻訳できない言葉があります。それらの新しい表現方法を言語学習によってまなぶことができます。

 

日本や自分のことを発信できる

言語を学習することはその言語での情報を収集するだけでなく、より多くの人、より広い世界に自分自身を発信できるというメリットもあります。

日本文化などを伝えることで多くの人が興味を持ってくれることは嬉しいですし、友達もできます。また、自分の経験や特技をより多くの人に知ってもらうこともできます。

自分からアクセスできる場所をより広げることができ、自分の可能性をより大きなものにしてくれます。

 

なによりも楽しい

仕事や情報やらと話してきましたが、最終的に言語を学ぶことのメリットはやはり楽しいことだと思います。

一つの文法や単語を学んでいくごとにわかることが増え、世界が広がる感覚は楽しい以外のどの言葉でも表せません。町中で学んでいる言語を見つけるだけで嬉しくなりますし、その言語を話している人がいるとテンションが爆上がりします(笑)

学んでいる言語を使って話すことも自分が成長できているという感覚を確実に掴めるので本当に達成感がありますし、自身に満ち溢れることができます。

もちろん、失敗することもありますし、不安になることもあります。でも失敗することの不安より、話しが通じる時の方がより多くの満足感と達成感を手にすることができます。そしてそれは失敗しないと手にすることができません。

また、言語の失敗はけっこう笑い話になることが多いです。私の友人は「エビバーガー」を「ヘビバーガー」と言ってしまったとか(笑)外国語を学んでいるからこそできる経験だと思うので面白いですよね。そして話のネタになります。

偉大な目標がなくても、言語を学ぶことで日々が楽しくなるのであれば、それは十分に言語学習が意味のあることだということを証明していると思います。

 

まとめ

言語を学習することは、より多くの価値観と知識をあなたにもたらし、世界を広げてくれます。それは日々の生活をより充実したものに変えると思います。

言語は中間レベルになり、あまり達成感が感じられない時ほど楽しさや意味を見失いがちですがちですが、そこを乗り越えるとより広い世界が待っていますし、より大きな達成感を手にすることができます。そしてなにより、多くの人とコミュニケーションを取ることができます。

私は日本にいるから外国語を使う機会なんてない。日常生活も変わらないと思っている方。私も最初はそう思っていましたが、そんなことはないです。日本にいながらも外国語を話す機会はたくさんあります。

町中では様々な国際交流イベントが開催されていて、ネット検索やFacebookですぐに見つけることができます。また、現代はネット社会なので、街中に住んでいなくてもチャットやテレビ電話機能を使った言語学習サービスで言語を学ぶこともできます。

多くの楽しさと達成感、そして世界が広がる感覚を言語を学ぶことで体感してみてください!

 

 

f:id:Sakishi7:20191105052643j:plain