フランス留学で受けるフランス語授業「FLE(Français Langue Étrangère )」の様子:リヨン第三大学の場合
Bonjour! みなさん、こんにちは。
最近、テストが連続してあり、ブログを書くことができませんでした。
しかし、もうほとんどの授業のテストが終わり、残る授業は2つとなりました。
ほぼ冬休み状態です(笑)
さて、今日はフランスに留学に来たら必ず受ける、フランス語の授業の様子についてお話ししていこうとおもいます。
ちなみにほかの授業の様子、大学の様子は以前ブログに書いているので、知りたい方はそちらを参考にしてください。
FLE(Français Langue Étrangère )とは
フランスに留学にくると、留学生は必ずフランスの授業を受けます。授業の名前は大学によって異なるかもしれませんが、多くの場合はFLEという名前で行っています。ちなみに読み方はフランス語のアルファベットの読み方でエフ・エル・ウーではなく、「フル」と読みます。つなげて読んでしまうんですね。フランス人の友人に教えてもらい初めて知りました。
授業は年間を通して行われますが、1学期と2学期の間にクラス分けがあります。1回2時間の授業が週1回、1学期に10回あるので、1学期合計20時間。年間で40時間行われます。これはリヨン第三大学の場合なので、ほかの大学では留学生のための集中講座などがあるとこれよりも多くのフランス語の授業を受けることができるとおもいます。
授業の内容はフランス語の文法を中心にフランス語を勉強します。授業はすべてフランス語で行われます。私の大学では中間テストと期末テストがありました。クラスによっては毎週、又は2週間ごとに単語テストがあるクラスもあります。
私が通うリヨン第三大学は留学生が多く、FLEを行うためにクラス分けがされます。特に留学生の多い前期には20クラスにも分けられます。クラス分けをするためのテストが大学のほかの授業が始まる前に行われ、そこでクラスが決まります。
レベルごとというわけではないFLEのクラス?
リヨン第三大学ではクラス分けが、テストによって行われますが、そのクラス分けは個人のレベルによって分けられているかは少し疑問です。
というのも私が受けていたクラスにはかなり喋ることのできる人もいれば、そうではない人も多くいました。個々人の差がかなり大きいクラスかなという感じだったので綿密にテストの点順にクラス分けされている感じよりかは、点数でこの人はB1、B2という風に分けているだけという感じがしました。
また、1月からはまたクラスが変更して、新しいクラスでのFLEが始まるのですが、私はクラスが変更するのですが、現在同じクラスの子で私と中間テストが同じ点数の子はクラスが変わらないので、とても不思議です。
どういう基準でクラス分けがされているのかいまいち判断がつかないので、分けられたクラスでレベルを上げらるように努力するしかないという感じです。
授業の様子
授業では、まず半年行われる分の教科書が配られ、それにそって授業が行われます。
内容はほとんど文法事項で、複合過去や半過去、関係代名詞、代名詞、接続法といったものをやります。ただ、基本的にすべてならったことがあるというのが前提で、復習という形で授業が進められるので、授業の前の予習は必須です。
また、2人組で行うプレゼンテーションがあり、現在の世界の社会問題についてプレゼンをしました。私は韓国人の子とペアになったのもあり、フランスで行われているデモと韓国・日本のデモを比べるというプレゼンテーションを行ないました。他にもアマゾンの火災やゴミ問題についてなど、FLEには様々な国の人が集まっているので、いろいろな国の問題について知ることができました。
授業が始まる前にしておくべきこと
私はFLEの授業が始まる前に準備しておけば良かったと思ったことがありました。
それはフランス語でフランス語を勉強すること
どういうことかというと、私は留学する前に日本の大学で2年半ほどフランス語を勉強していましたが、すべて日本語でフランス語を勉強してきました。そのため、過去形や活用、接続法といった文法事項で使う単語のフランス語を知らず、テストを受ける際や、最初のころの授業ではかなり戸惑いました。
FLEに関わらず、フランス語でフランス語を勉強するという機会が増えるフランス留学の前に、フランス語でフランス語を勉強するということに慣れておいた方がいいと思います。フランス語の問題文で作られた問題を解くということも効果的だとおもいます。
まとめ
フランス留学に来たからには、フランス語のレベルをもっと上げたいと思う気持ちは絶対にあるはずです。ただ、フランス語の授業を受けたからといって自分で努力しない限りフランス語のレベルは上がりません。FLEはそれを感じさせてくれる授業だと思っています。予習・復習はハードですが、自分で身につけるためにたくさん勉強できる機会を作ってくれるので、みなさんもフランスでFLEを受講する際は頑張ってみてください。