フランスでも話題に!日本の即位礼正殿の儀
Bonjour!みなさん、こんにちは。さきです。
今週、22日に即位礼正殿の儀が行われましたね。
私はフランスにいたので、youtubeやTwitterで見るまで、そのことを忘れていました。
ただ、とても喜ばしいことで、日本の歴史の中で記念すべき日に日本に入れなかったことは少し残念です。
日本で天皇と元号が代わり、今回儀式が行われたことはフランスでも報道されました。
日本の皇室は他の国とはまた違う特色を持っているので、政治や現在社会が大好きなフランス人は興味を持っていると思います。
私はLe monde の記事を読みましたが、儀式の内容や歴史についてかなり詳しく書いてありました。
その記事はこちら↓↓↓
ただ、海外ではこの儀式や天皇のことについて様々な議論が交わされています。
例えば、政教分離に関して。この儀式が政教分離に反するのではないかという意見があります。日本では憲法で政教分離が定められていますから、もしそうだとしたら憲法違反ですね。フランスはライシテで政教分離がかなり厳しく管理されている国なので、こういう意見も多く出るのは普通かなと思います。
ただ、外国の人に日本の神道は宗教になるのかもしれませんが、わたしから見ると日本の文化そのものなので、政治と完全に切り離すのは難しいのではないかなと思います。
日本人が神社にお参りしたり、様々な神様を信仰するのはかなりアニミズム的なものですし、日本文化の土台といっても過言ではないかと思います。キリスト教やイスラム教などとはかなり違いますし、まず聖書みたいな聖典がない。そして普及活動などもないですよね。
もし、今回の儀式に神道的要素を入れるなと言われたら、日本の文化を一切感じられない文化になりますし、そもそも天皇自体が神道的存在なので難しいですね。
政教分離に反するなどは極めて海外的意見と言えるかなと思います。
そして、女性皇族の問題も取り上げられているみたいですね。
これは批判されるのも理解できます。わたしには宮内庁や政府がなぜ男にこだわるのかが理解できないです。
現在は皇族の中でも女性はかなり教養を身につけられ、活躍されているのだから、天皇になることや宮家を持つことに障害はないと思うのですが、なぜ消極的になるのかが理解不能です。
もし、皇族の中で女性の地位が上がれば、日本の女性の地位自体も上がるのではないかと期待します。
さて、こんな感じで、フランスやその他海外でも注目された即位礼正殿の儀と日本の天皇についての海外の意見についてお話ししてみました。
日本の文化を紹介するとき、天皇は欠かせないですし、海外の方の多くが興味を持っている問題なので、うまく説明できたらいいなと思っています。
こういう問題についてあまり考える機会もないですし、とてもよかったと思いっています。
では、また!Au revoir!
さき