光の街とわたし

フランス・リヨンでの留学生活

黄色いベスト運動1周年を迎えたことによるデモの過激化:フランスで実際にデモを目撃した感想

Bonjour! みなさん、こんにちは。さきです。

2019年11月17日、フランスで長期間にわたり発生している黄色いベスト運動が1周年を迎えました。長期間にわたり続いているこのデモも最近では収束傾向にありましたが、スタートから1年を迎えたということで、この16日と17日に多くの都市で大規模なデモが発生し、一部は暴徒化しました。

わたしが住む街リヨンでも黄色いベスト運動が以前からFacebookなどで呼びかけられ、街中での運動へと発展していました。

わたしは大学で国際関係を学んでいることもあり、この黄色いベスト運動がどのようなものか自分の目でみてみたいと思い、デモの様子を少しだけですが見に行ってきました。今日はその様子とデモを目撃しての感想をお話ししたいと思います。

では、On y va!

 

黄色いベスト運動とは

まず黄色いベスト運動とはなんなのかについて。

黄色いベスト運動とは2018年の11月17日に始まった運動で、フランス語ではGilets jaunes (黄色いベストという意味)と呼ばれています。労働者の象徴である黄色いベストをみにつけ、デモを行うためこの名前がつきました。発端はマクロン政権による燃料税の値上げでした。また、マクロン政権の富裕層が得をしているとされる政策に中間層の不満が高まり、黄色いベスト運動はマクロン政権の反対、退陣をも求める運動へと発展しました。

日本で報道される黄色いベスト運動のイメージとしては、パリのシャンゼリゼ通りで抗議をし、一部暴徒化したデモ隊が治安部隊と衝突するというものだと思いますが、実際の黄色いベスト運動はこれだけではなく、パリだけでなくフランス全土に広がっています。その理由としてはフランスの田舎では車がないと生活が困難になることから、燃料税の値上げは生活費に直結し、生活がより苦しくなるためです。抗議の方法もデモだけでなく、高速道路の入り口に立ち、封鎖するという行動も起こしています。

デモは毎週土曜日に行われており、暴徒化したことで、世界中に報道され、この黄色いベスト運動は現在のフランスの状況として世界に発信されました。長期化し、より激しくなったこの運動により、マクロン政権は燃料税の値上げを断念しましたが、現在でもその他のマクロン政権の政策に反発する人々によってデモは続いています。

 

11月16日、リヨンで発生した黄色いベスト運動

11月17日の日曜日に、黄色いベスト運動がスタートしてから1年になることから、16日と17日にフランス全土でデモが発生しました。デモは最近収束傾向にあったのですが、1年ということもあり、インターネット上で多くの呼びかけがあり、この週末のデモは大規模なものとなりました。

わたしが住む都市であるリヨンでも以前からFacebookなどで呼びかけが行われており、実際に16日、Bellecourというリヨンの繁華街周辺でデモが行われました。

わたしは以前からこの運動に興味があり、実際に自分の目でみてみようと思い、少しだけですが足を運んでみました。

わたしが見たデモ隊の様子はこちらです

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リヨンで2019年11月16日に発生したデモ

 まず。Bellecour広場というリヨンの中心部にある広場に集まり、そこから周辺の道路への行進がスタート。周辺の道路は治安部隊や警察により封鎖されているところが多かったのですが、一部の封鎖されていない道路へとデモ隊は進みました。初めの方はただ行進して、声をあげたりしているだけだったのですが、徐々にその掛け声が激しくなり、先頭の方でこの運動の定番でもある黄色い発煙筒が焚かれるとより激しくなりました。一部で爆竹のような音が聞こえ始めたため、治安部隊が出動していました。

これより激しくなると流石に怖いなと思ったので、野次馬はここで退散しておきましたが、思ったよりも普通の街中で、周辺に買い物しに歩いている一般人も多くいる中でのデモでした。

 

実際に黄色いベスト運動を見た感想

今までテレビの中で報道されていた光景が目の前にあり、やはり衝撃でした。デモ隊が放った黄色い発煙筒とそこへ駆け出す治安部隊の光景ははっきりと頭の中に残っています。少しの不安はありましたが、大きな恐怖はなく、意外と落ち着いていた自分に今は驚いています。

実際に見てみて、日本で報道される黄色いベスト運動とフランスの人々のこの運動への反応はかなりギャップがあるなと感じました。というのもこの運動に参加していないフランス人は普段の土曜日の買い物を楽しんでいましたし、わたしが想像しているよりも集まっている人の数が少なかったからです。もっと国家総動員的な運動をイメージしていたので、フランスに来てからですが報道とギャップを感じていました。

燃料税の値上げは廃止になったということもあり、たとえ1年の記念日であったとしても収束傾向であるのには変わらないのかと思います。また、暴徒化しているのは政権に反対しているというよりもただ単に騒ぎたいだけの人々もいるようで、海外では黄色いベスト運動はグローバリゼーションへの反発ととられた報道の仕方がされたりしましたが、実際は少し違うようです。今回は、1年ということで各地でデモが発生しましたが、これからはより収束傾向に傾くのではないかと思います。

ただ、今回のようなデモを実際に自分の目でみたのは初めての経験だったので、興味深かったです。

 

政府に不満があることを訴えるために、デモをして声を上げることはとても良いことに感じます。フランス人は特にそのような行動にでますよね。自由を大切にしている国ということもあり、日本よりデモに対していいイメージのある国なのかなと思います、ただ暴徒化はほんとうに勘弁してほしいので、平和的なデモであってほしいです。

 

フランスでポケモンGO:コミュニティーデイ&ヨーロッパ限定のマネネをゲット!

Bonjour! みなさん、こんにちは。さきです。

11月半ば、こちらはすっかり寒くなり、コートとマフラーがないと生きていけないです。最高気温は4度ほどで私はこれからの冬に耐えていける気がしないです。ちなみに初雪も降りました。11月に雪なんて初めての体験なので、不思議な感覚です。

 

さて、11月16日はポケモンGOのコミュニティーデイでしたね!フランスに来てからすっかりポケモンにハマってしまっています。なので、今回、本気でポケモンを捕まえてきました。そのためにリヨンのポケモンGOスポットであるテットドール公園へ。ここはリヨンでポケモンGOをしている人が多く集まる公園で、リヨンでは多くの人がここでポケモンGOのイベント開催することを希望しているそうです。

今回のコミュニティーデイはヒコザル大量発生。

 

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ヒコザル大量発生

ウジャウジャいました。

テットドール公園には私の他にもポケモンGOをしている人はかなりいました。それだけリヨンでポケモンGOをするならここ!という場所でもあります。

色違いもたくさん出て、図鑑をコンプリートすることができました

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また、テットドール公園の美しい景色を見ながらゲームができたので面白かったです。

この公園は小さな湖や動物園、植物園があるので休日は多くの人で賑わいます。とても美しい場所なのでお気に入りです。

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テットドール公園

今回、頑張ってヒコザルを捕まえていたところ、レベルが30にアップしました!

ごほうびのげんきのかたまりと孵化装置を3つゲット!おかげで卵をドンドン孵化することができました。これは無課金勢のわたしにはとてもありがたいことです。

そのときに、卵からなんと9月末から10月末までヨーロッパ限定で卵から孵化するマネネが9月30日にゲットした卵から孵化しました!とてもとても嬉しかった!

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マネネ

バリヤードに進化する機能はまだないみたいですが、バリヤードは日ごろから大量発生しているので進化しなくても問題ないです。というよりほんとうにうれしい!

日本に帰ったらジムに飾って自慢できるやつですね(笑)

 

今日は他にもタテトプスズガイドスといったレアポケモンもゲットできたのが嬉しかったです。ヒコザルと一緒にナエトルもまあまあ発生していましたしね(これはテットドールだけかもしれませんが)これからコミュニティーでいはここに来ようと思いました。

 

ということで、今日はポケモンGO報告でした。

では、また!Au revoir!

 

さき

フランス・リヨンの治安情報:パリと比べて安全?テロの危険性は?観光の際に気をつけるべき点

Bonjour! みなさん、こんにちは。さきです。

 

私は現在、フランスのリヨンに交換留学で来ていて、もうすぐこちらに来て3ヶ月のなります。リヨンはフランス第二の都市で、「光の都」「美食の街」と呼ばれる美しい街です。観光資源が豊富なことや、日本語学科があり、日本の多くの大学と協定を結んでいるリヨン第三大学があることから、日本から観光に来られる方や留学に行くという方も多くいると思います。

そんなみなさんが気になるのはリヨンの治安ではないでしょうか?

今日は皆さんが気になるリヨンの治安情報や気をつけるべきことについてまとめていこうと思います。

では、on y va!

 

 

 

リヨンの治安は比較的よい

リヨンは比較的、治安が良く安全な街です。

アジア人の女性が1人で歩いていても特に危険なことはありません。

みなさんがフランスの治安情報で良く聞くのはスリが多いということだと思います。特にパリでは地下鉄でのスリ被害が多いですし、私の友人は道端でパスポートをすられる経験をしたそうです。

リヨンでもスリの被害はありますが、パリと比べると各段に数が少ないです。私はリヨンに3ヶ月ほど住んでいますが、スリの被害には未だにあっていませんし、友人でも被害にあった人はいません。地下鉄に乗っている時も携帯をいじることは普通にできますし、口の開いたトートバッグやリュックという無防備なバッグでも問題ありませんでした。街中では携帯をいじったり手に持って歩く人も多くみられます。中にはリュックの鞄があいている無防備な人もいるくらいです。

地下鉄や街はパリよりも清潔で、歩いていてとても気分が良いです。住んでいる人も優しい人が多く、住んでいて楽しいこと、気分が良くなることが多いです。

このようにリヨンは比較的フランスやヨーロッパの中でも治安はよく、安全に暮らして行くことのできる街だと思います。

ただし、油断は禁物で、日本と比べるとスリなどの軽犯罪は多く存在します。最近では人通りの少ない小道で50代くらいの男性に「アニョハセヨ、こんにちは」と声をかけられ、気を取られた隙に鞄をあけられすられそうになるという被害があったと在リヨン日本領事館からメールでの注意がありました。比較的治安はいいとは言え、必ずしも安全というわけではないですし、やはりアジア人という見た目は目立ちますし、フランスではアジア人はお金持ちというイメージがあり、スリなどの標的になりやすいので、注意をしましょう。

 

リヨンで治安が悪いスポット3選

さて、治安のいいリヨンでも、地区によって差があります。

リヨンの中で注意すべき治安の悪いスポットを3つご紹介するので、訪れる予定のある方、留学で寮を決める方などはここで紹介する場所は気をつけてください。

 

ギヨチエール地区(Guillotière)

ローヌ川沿いに広がる地区で、近くには日本人留学生も多く通うリヨン第二大学やリヨン第三大学があります。

このギヨチエール周辺は昼間には女性1人で歩いても問題はないですが、夜にはホームレスや騒ぐような素行の悪い人が多く、夜は女性1人で出歩かない方がよい場所です。特に大通りからはずれて、脇道に入ることは人の目が少なくなることや、場所によっては薬物を販売していることもあるらしいので夜は歩くことをおすすめしません。

また、地下鉄の駅周辺に人が溜まっているので、夜に地下鉄を利用する際は気をつけましょう。私はここで無賃乗車をされたので、あまりいいイメージがありません。

ただ、この地区は移民が多く住み、大きなアジアンスーパーがあることや、川沿いでは学生がパーティーをやるなど留学する方は出かける機会が多くある場所だと思います。ここを訪れるときは、夜は1人で歩かないこと、昼間の場合は堂々と歩き、声をかけられても無視して歩き続けることです。気をつけていれば問題はないので、アジアンスーパーでの買い物やパーティーなど楽しんでください!

 

パール・ディユー駅(Gare de Part-Dieu)周辺

 リヨンの中で最も大きい中心の駅で、近くにはLa Part-Dieuという大きなショッピングモールもあります。 

このパール・ディユー駅の周辺は人が多く、観光客をターゲットにしたスリや物乞いが多くいます。特に歩いていて問題はないですが、スリなどの犯罪や声をかけてくる人は注意をしましょう。パリからTGVを使ってリヨンに観光に来られる方はこの駅を利用される方が多いと思います。大きな荷物を持ちながら初めての場所を歩くときは他のことに注意を取られやすいので、自分の荷物にしっかりと目を向け、スリなどに注意してくださいね。

 

ペラーシュ駅(Perrache)周辺

 ローヌ川とソーヌ川の間に位置する地区で、リヨンの中心街があるBellecourよりも南側に位置します。

このペラーシュ駅はメトロとトラム、TGVが止まるSNCFの駅の3つがあり、リヨンの中心街であるBellecourから近いため、ここらへんには多くのホテルがあります。

ただ、この周辺は夜になると治安が悪くなるので、女性1人で夜に出歩くことはおすすめしません。そのため女性1人で観光に来る方、集団でもそうですが、このあたりのホテルを取る場合は夜に出歩く予定を入れない方が良いでしょう。もし夜に観光したい場合はペラーシュ駅周辺以外のホテルを取ることをおすすめします。

ホテルに泊まる観光客をターゲットにしたスリや物乞いがいるため、夜に出歩く際は特に注意し、昼間でも荷物には注意して歩いてください。

 

 

観光や買い物の際に気をつけること:スリや物乞い対策

今回紹介した3つの場所以外にもスリなどの軽犯罪は発生していますし、スーパーの脇には物乞いがいたりするなど、日本とは違った環境があります。

トラムやバスを待っているときやメトロの駅内で子供や女性、お年寄りに声をかけられることもあるかもしれません。だいたいそれはお金をくれといった物乞いなので、声をかけられた場合は無視するか、はっきりと「NON」と言いましょう。そうすると相手にしてくれないとわかり、すぐに別の人に声をかけ始めるので問題ないです。

スリの対策としては、貴重品は斜め掛けポシェットなど気づきやすく、すられにくい鞄を持ちましょう。冬はコートの下にポシェットをかけるなどすると取られにくくなります。リュックを持つ場合は開け口の近くに財布を入れないことや、常に自分の背後を気をつけるなどしてください。もしすられかけた場合は日本語でいいので「何をしているの」といったことをいうなど、とにかく声を出しましょう。そうすると周りの人が気付くので、スリも物を取ることはしないです。最悪、もし取られてしまった場合は、すぐに警察に行ってくださいね。

スリは巧みな技術を使ってあなたの荷物を狙ってきます。パリではスリのグループが地下鉄の入り口にかたまり、満員電車状態というスリに気づかれにくい状況作って犯行を行ったり、自身のカバンで隠しながら、観光客などのカバンから物をとります。みちでは誤ってぶつかったと装って物を取るなど、方法は多彩です。自分は気をつけているから大丈夫と思っていても、その自分の想像の上をいく方法で犯罪にあったりします。自分は大丈夫と思わずに、常に注意をしましょう。

 

夜に出歩く際の対策

先ほど紹介した治安の悪いところを夜に歩くこともあるかもしれません。

特に留学するとなると、夜に友達の家に行ったり、パーティーに出かけるなど夜に出歩くことは多くあります。リヨンでは地下鉄は夜の12時過ぎが終電なのですが、それ以降に帰るというケースも出てくると思います。

わたしも一度だけクラブに行きましたが、そのときは真夜中の3時に帰宅することになりました。そういうときに使って欲しいのがレンタルの自転車や電動スクーターです。歩くよりかなり安全なのでぜひ使ってみてください。

また、レンタルの自転車や電動スクーターは観光客でも気軽に使える便利な移動手段です。特に電動スクーターは日本では導入されていないので、フランスでのおもしろい経験としてぜひ乗ってみるのもありだと思います。

電動スクーターの乗り方をまとめた記事があるので、ぜひ読んでみてください。

 

saki-juillet.hateblo.jp

 

テロの危険性はあるのか

フランスといえば、現在、みなさんの頭の中にはテロの心配があるのではないでしょうか。2015年のパリ同時多発テロや今年、2019年10月に起きた警察をナイフで殺傷する事件など、近年フランスはテロの標的にあっている国です。

リヨンでも今年の5月にBellecourというリヨンの繁華街の近くでスーツケースが爆発し、13人が負傷するという事件が起きました。また、リヨンの隣のビルールバンヌ市でも8月にナイフで人を殺傷する事件が発生しています。

フランスに観光に来たらテロに遭う危険性があるのではないかと不安に思っている方も多くいると思います。

わたしはこればかりは対策のしようがないと思っていて、テロは突然、予告なく起こるものですから、避けようがないですし、注意をするといっても、もしテロに遭ってしまった場合はどうしようもないのではと思っています。できるだけ治安の悪いところは避けるなどするしか対策方法は無いと思います。

どうしても心配な方はフランスに来るのをやめた方がいいです。

ただ、これはわたしの考えなのですが、人生何が起こるかわからないですし、日本でもテロではなく交通事故で突然死ぬ可能性は大いにあります。フランスでテロに遭うかもしれないと恐れるよりも、人生一度きりなのでやりたいことをやったほうがいいと思います、フランスに来たいと思っている方はぜひ来てください!その方が後悔しないと思います。

また、フランス政府はテロ対策をしっかりと行っています。警察がパトロールを行う他、街中ではたまに迷彩服を着て、銃をもった軍人さんが警戒で回っています。銃をもった軍人さんを見て、かなりびびってしまうかもしれませんが、テロ対策でフランスの治安を守るために働いているので、あまり驚かないようにしましょう。

 

まとめ

やはりフランスは日本より軽犯罪が多く、最近ではテロの標的になるなど、観光に来る際には注意すべきことがたくさんある場所です。わたしが住むリヨン も例外ではなく、治安は良い方の街でも注意して生活することが大事になります。

ですが、パリやリヨン を含め、フランスは多くの魅力がある観光大国で、人生で一度はくることを本当にオススメするほど美しい場所がたくさんあります。また、人も優しく、観光や留学は本当に楽しいものになると思います。

しっかりと対策をすれば全く問題ないので、ぜひ訪れてみてください。

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リヨン・フルビエールノートルダム大聖堂

 

 

では、また!Au revoir!

さき

日本語を学ぶフランス人が思う日本語の難しいところ:文法?漢字?それとも?

Bonjour! みなさん、こんにちは。

私は現在、フランスに留学中で、その中で日本語を学ぶフランス人と言語交換をしています。言語交換とはそれぞれが学びたい言語と教えることができる言語が一致した場合、お互いの言語学習を向上するために行うもので、最近ではアプリでも言語交換ができるものもありますよね。

私が通うリヨン第三大学ではMaison de Langues(言語の家)という言語学習センターがあり、そこで自分と言語交換をできる人を探すことができます。私はそこで言語交換をしたい人の掲示板に自信を登録し、現在は2人のフランス人と言語交換をしています。

 

さて、今日の本題なのですが、そのように言語交換で互いの言語について話す中で、フランス人が思う日本語の難しいところについて聞くことができたので、今日はそれをトピックにブログを書きたいと思います。

 

 

日本人が思うフランス語の難しいところ

まず、フランス人が思う日本語の難しいところを話す前に、日本人からみたフランス語の難しいところと違いがあるかどうか確認するために、私が考えるフランス語の難しいところを言うと、それは、第一に文法です!

例えば、基本として、動詞や目的語の位置が日本とは違いますし、男性名詞や女性名詞といった日本語にはない文法事項があります。単語を覚えるためにいちいち男性か女性かを覚えないといけないのはかなりハードです。また、動詞の活用も本当に大変です。規則はありますが、過去形や未来系、さらには接続法とややこしい活用がたくさんあるので、頭に入りきらないです。

特に、話す場面となると名詞の性や動詞の活用は頭の中でこんがらがり、うまく話せないです。このように日本人から見るとフランス語って本当にややこしいところがたくさんあります。

 

フランス人が思う日本語の難しいところ

文法は難しくない!?

では、フランス人が考える日本語の難しいところとはなんなのでしょうか?

私は日本語は文法が難しいとずっと思っていました。様々なWEBページや動画、世の中は日本語が世界で一番難しい言語だと言っていたりするので、外国人が日本語をマスターするときには文法にさぞ苦戦するのだろうと思いきや、私の周りのフランス人は日本語の文法はそこまで難しくないといいます。高校生の時にであったフランス人留学生や、同じ授業を受けているフランス人学生、言語交換をしている友人はみな口をそろえて日本語の文法はそこまで難しくないといいます。

確かに、語尾に動詞を持ってくれば、そこまでの順番は逆になっても問題無く通じるというかなり自由な言語ですし、語尾に「です」「ます」をつければ丁寧になり、「か」をつければ疑問形になるという極めて単純なことを覚えればマスターできると思います。これに加えて、少し活用を覚えればいいだけですし、フランス語に較べるとものすごく難解な文法はないかもしれませんね。彼らが日本語の文法は簡単と言っていることが最近かなりわかるようになってきました。

 

難しいのは漢字

実際、日本語の難しい部分は、みな口を揃えていうのは漢字です。感じはややこしいですし、覚えるのが大変だと言います。日本人でも漢字を覚えることは大変ですもんね。外国人にとって難しいないわけがないです。

また、日本語の漢字には音読み、訓読みといった複数の読み方が存在することもややこしさを増進させていますね。中国語では基本的に一つの漢字に一つの読みがあるということですが、日本語には一つの漢字に複数の読みがあるので、漢字を覚えるだけでなく、複数の読み方まで覚えなければいけないとなると本当に大変なことが伝わってきます。日本人でも読み方のわからない感じなどたくさんありますしね。

 

ただ、私の友人が漢字を覚えるためにいろいろ工夫している点があるそうで、一つは組み合わせを覚えるということ。例えば、雨という感じは「雲」や「雷」、「雪」といった漢字に使われていますよね。そのように雨という感じが使われていると頭に入れることで覚えやすくするというものです。また、漢字の意味を覚えると単語を作る時に便利だということも聞きました。こちらも例を挙げると、「電」という時は「電気」や「電車」、「電源」といったエレクトロニック系に関わるものに使われる漢字で、漢字自体の意味もそのようなものだと覚えることで、漢字と同時に単語も覚えることができるということでした。このような覚え方は英語やフランス語の単語を覚える方法とは違いますし、漢字の特徴を使ったおもしろくて、有効的な覚え方ですよね。

 

数え方も難しい

漢字と同様に多くの人が難しいと答える日本語は数え方。

日本語は数えるものの単位によって数字の読み方が変わります。日本人は小さい頃から日本語を話しているので、この数え方は感覚でおぼえ、使うことができますが、外国人となるとこれを一つ一つ覚えないといけないのでこれが本当に大変らしいです。

まず、普通に何にでも使える数え方だと、ひとつ・ふたつ・みっつ・よっつ・いつつとなりますが、これが紙を数えるとなると、いち枚・に枚・さん枚・よん枚・ご枚となります。これはいち・に・さん・よん・ごと普通の数字の読み方なのでまだいいかもしれませんが、これが個が単位となると、いっ個・に個・さん個・よん個・ご個に。本になると、いっぽん・にほん・さんぼん・よんほん・ごほんに。これはひとつひとつ覚えるとなると労力を使いますよね。

日本人でもたまにわけわからなくなる時もありますが、やはりこれができないと日本語の響きが変ですし、単位がないと理解が難しくなりますし、なんとか努力してマスターしてもらうしかないですね。

 

まとめ

フランス人が思う日本語の難しいところは面白かったでしょうか?

このように、フランス人が思う日本語の難しいと思うところは日本人が想像している通りのところもあれば、想像できないようなところもあります。そのためこういう話をるのは新たな気づきもあり、とてもおもしろいです。自分では気づくことのできない母国語のおもしろさを発見することができることや、日本語を学ぶ外国人と友達になることは自分にとってかなりプラスだったかなと思います。客観的にみた日本の魅力を適格に伝えてくれるので、日本を違う目線で知ることができます。

現在、私が通う大学では多くのフランス人が日本語を勉強していることがとても嬉しいです。互いの言語を教え合い、共に高め合うことのできる仲間はとても貴重だなと思います。言語を習得することは、今回のような難しい、ややこしいと思っていることもたくさんあるため、難しいことですし、時間がかかることですが、互いに教え合うことで楽しく、向上することができて本当にいいことだと思っています。これからも共に頑張っていこうと思います。

 

では、Au revoir!

 

さき

 

リヨン・CROUSの寮の前で学生が焼身自殺を図るー原因は奨学金、デモに発展中の事件を解説

Bonjour! みなさん、こんにちは。さきです。

今日はかなり真面目なお話。リヨンで起きた焼身自殺についてです。

先日、11月8日金曜日、フランス時間15時ごろ、リヨンの7区でリヨン第二大学の学生が寮の前で焼身自殺を図りました。学生は22歳の男性で、リヨンより西側に位置するサン=テティエンヌ出身。CROUSというフランスの大学生協のような組合が運営する寮の前で自らガソリンを被り火をつけたそうです。体の90%が焼け、生と死の狭間にいる状況です。

この男性が自殺した理由は、彼の生活が苦しかったためです。彼は現在、留年し、3回めの大学2年生の生活を送っていたそうです。留年して、3回めの2年生なんて日本人からすると怠けているように見えるかもしれませんが、フランスの大学は日本の大学より卒業することがかなり大変なのです。

まず、日本では大学入試があり、合格した大学に入学した後、設定された単位を取ることで卒業ができます。4年間で基準の単位を取ることが目標ですから、4年生以外留年というものはありません。

しかし、フランスではバカロレアという大学に入るための資格が取れさえすればどこの大学にも入ることができます。日本でパリのソルボンヌ大学と聞けば頭がいいと思いがちですが、実はバカロレアさえあれば誰でも入れる大学なのです。ただ、誰でも入れるからこそ大学でも試験がかなり厳しいです。フランスではLicence1〜3(修士課程)がありますが、これをひとつずつ進級するのに、学年末テストがあります。これに合格するのがかなり大変で、学生の約半分はこれに落ちます。卒業までにたどり着くのはより難易度が増し、20%ということもあります。皆それまでに学部を変更したり、退学したりするのです。

今回、自殺を図った学生が留年しているのは、彼の怠けではなく、勉強をしての結果です。

 

そして、この学生が自殺を図る前に投稿したFacebookの内容が話題になり、フランス全体で問題となっています。

それは、留年し、勉強を頑張っている状態で、CROUSから月450€の奨学金しかもらえないという状況を赤裸々に語ったものでした。450€は日本円で54000円ほど。家族からの仕送りがないと考えると1ヶ月この額で生活していくことはかなりしんどいと思います。家賃で半分以上使うことになりますし、物価の高いフランスではかなり厳しい生活になると思います。外食は絶対にできません。私の友人は日本の奨学金で月8万円ほどもらっていますから、それを考えるとより厳しさがわかります。

 

この事件を受けて、世間のCROUSに対する批判が強まり、12日火曜日にはCROUSの前で多くの人が抗議活動を行ないました。

また、Twitterでは#LaPrecariteTue (不安定を殺す)というハッシュタグで自身も苦しい学生生活を送っていることを告白する人が多く現れています。1日に食べるために1€しか使うことのできない学生や、今回自殺を図った学生よりも少ない奨学金しかもらえない学生など、フランスの貧しい学生生活の様子が浮き彫りとなっています。

 

バカロレアを取ることができれば大学には誰でも行くことができ、授業料も無料であることから、フランスでは多くの人が大学に行きますが、勉強がハードであり、留年すると収入を得ることができない期間が長くなるわけですから生活が厳しくなります。

フランスは学歴社会です。大学よりもより専門的で賢い、グランゼコールという特別な高等教育機関もあるくらいです。そのため、大学に行かないという選択肢は未来の可能性を狭めてしまうことになります。

今回、自殺を図った学生は、日々、努力をしているのに報われない悔しさがあったのかと思います。彼はFacebookの投稿で差別を生み出す自由主義に反対する書き、マクロン、オランド、サルコジを恨むとも書いています。かなり追い詰められていたのかと思います。

 

日本からフランスを見ると、パリの華やかなイメージ、綺麗な街並み、地中海側の美しい景色や豊かな生活を思い浮かべると思いますが、そのヨーロッパの先進国で浮き彫りとなった学生の貧困はこれからより議論に発展していくと思います。

 

リヨンで起きた学生に関するニュースだったため、自分の中でも衝撃で今回ブログに書かせていただきました。

学生やその他先進国に隠れている貧困問題は日本も例外ではないと思います。このような現実には目を背けがちで、このような事件が起こることで注目を浴びることは悲しいことですよね。ただ、このような貧困は自殺を図った学生が反対した自由主義にはつきもので、それを裕福な人たちが目を背けずに支援していくことでしか解決はできないですよね。自分のことばかり考えてしまいがちですが、自分のより裕福な生活よりも命の方が絶対に大切です。私は、国際関係を学んでいるということもあり、発展途上国の貧困に目を向けがちですが、日本やフランスといった先進国での貧困という世の中に埋もれがちな課題にこれからもっと目をむけ、援助することも考えていこうと思いました。

 

みなさんも、このブログをきっかけにこの問題について考えていただければと思います。

では、今日はここら辺で。

Au revoir!

 

さき

 

 

【今回、参考にしたフランスの記事】

Lyon | Étudiant stéphanois immolé par le feu à Lyon: «C’est un symbole»

Immolation à Lyon : étudiants et enseignants sous le choc

https://www.ouest-france.fr/societe/faits-divers/etudiant-immole-lyon-qui-est-anas-le-jeune-homme-dont-le-geste-est-l-origine-de-la-colere-sur-les-6606640

 

美術館レポ:リヨンのミニチュアシネマ美術館(Musée Cinema Miniature)に行ってきた

Bonjour! みなさん、こんにちは。さきです。

フランスといえば芸術!美術館がたくさんあり、留学中に色々な美術館に行きたいと思っているので、先日、その中でも行きたかった美術館のひとつである、ミニチュアシネマ美術館に行ってきました!

ミニチュアという名前が付いているように、ミニチュアの部屋や道具が展示されている美術館で、ミニチュアのもの以外でも有名な映画で使われた小道具などが展示されています。

今日はそのミニチュアシネマ美術館の内部の様子や感想についてお話ししていこうと思います。では、On y va!

 

アクセス

ミニチュアシネマ美術館はリヨンの旧市街にあります。

メトロのVieux Lyon駅から徒歩5分ほどのところにあります。

 

 

料金

料金は大人9.50€、5歳から15歳までが6.50€、学生が7€、60歳以上が8€となっています。

私は学生なので7€支払いました。

現地で支払う場合、チケットはなく、お金を払いレシートをもらえば入場することができます。ネットでも購入が可能なので、いくことが確定していれば、ネットで買ってもいいかもしれません。ただ、身分証はかならず持っていきましょう。

 

展示場、内部の様子

美術館は1から9までの展示場があり、7までは様々な映画の小道具が展示されています。

 

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映画の小道具

展示されている小道具がどの映画に使われたかがパネルに書いてあるのですが、私はそこまで映画オタクではないのでわからないものも多くありました。実際、この上の二つの写真はどの映画のものか忘れてしまったのですが、かっこいいなとおもって写真は撮りました。もし、知っている方、見覚えのある方は教えてください。

 

有名な映画の小道具もかなりありました。スパイダーマンやバッドマンといったアクション系のものからホラー系のものもありました。一応ホラー系のものはかなりグロテスクだったりするので、入口には暖簾がかかっていて、子供や心臓の弱い方、ホラーが苦手な方は入らない方がいいという注意書きがありました。私は楽しんだのですが、グロテスクな小道具は心臓や血がリアルだったりしたので、ずっと見ていることは気持ち悪くなるからできないかなという感じでした。

 

私が映画の小道具の中で感動したのは2つあって、まずひとつ目はパリーポッターシリーズの杖と眼鏡!

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ハリーポッターシリーズの小道具

メガネはハリーポッターと賢者の石でつけていたものらしく、杖はハリーポッターと不死鳥の騎士団でハリーがディメンターに襲われたときに使ったものです。

実は、最近までフランスのNetflixではハリーポッターが視聴可能で、見ていたのもあり記憶にあたらしかったので興奮しました。特に不死鳥の騎士団は私のお気に入りなのでその小道具を見ることができて嬉しかったです。

 

もう一つ感動した映画の小道具はジュラシックパークの恐竜です。

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ジュラシックパークの恐竜

見たことある方はわかると思いますが、この恐竜はトリケラトプスで、ジュラシックパークの1作目に出てきます。このトリケラトプスは病気で弱っていて、主人公たちがさわって、声をかけるのです。とても印象的なシーンで記憶に残っています。

このトリケラトプスジュラシックパークの恐竜はかなりリアルに動くのでその構造が気になっていたのですが、このトリケラトプスを製作する様子の映像がこのミニチュアシネマ美術館では見ることができるので、ジュラシックパークシリーズが好きな方はぜひ訪れてほしいです。

 

7の展示場まではこのような映画の小道具が飾られていますが、最後の8と9の展示場ではがらっと変わり、ミニチュアの部屋や道具が展示されています。

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ミニチュアのメトロと劇場

どうでしょうか?

これは私が乗ったメトロと行ったことのある劇場ではなくどちらもミニチュアなんです!壁に埋め込まれた形で展示されており、そこのガラスにカメラを近づけて撮影するとこのようにまるで自分がその場にいるような写真が撮れてしまします。とくにメトロなんて本物みたいに見えますよね。

このほかにもリヨンの織物博物館の内部やフランスの一般的なリビング、リヨンのブションといったミニチュアがありましたが、どれも細かい細工が施されており、細部まで丁寧に作られていました。目を凝らしてみないと気づかないようなものもたくさんあり、これを作るには膨大な時間とかなりの集中力が必要だなと思いました。私にはその二つがあっても手の器用さがないので無理なのですが…。

このミニチュアの中で驚いたのが日本の鞍馬寺の内部を再現したミニチュアがあったこと!

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鞍馬寺のミニチュア

鞍馬寺に行ったことはないので、どこまで忠実に再現されているのかわからないのですが、かなり細かかったです。残念ながらこの写真には写っていないのですが、この写真の右側に筆で書かれた垂れ幕があり、筆で書かれた日本語を忠実に再現していることに驚きました。目を凝らして読んでみようと努力したのですが無理でした(笑)

日本に帰ったら、実物を見に行ってみようと思います。

 

まとめ

リヨンに来てから、周りのフランス人の友人がこの美術館はおすすめと言っていたので、ずっといきたいと思っていた場所に行けて満足でした。みんながおすすめと言ってくるだけあって、貴重な小道具、細かいミニチュアというとても充実したおもしろい美術館でした。私もこの美術館をおすすめします。

今回、私が紹介した以外にもMIBやターミネーターなどの有名映画や、私が知らない有名映画(笑)の小道具もたくさんあったので、特に映画好きの方は楽しめるのではないかなと思います。

また、この美術館は旧市街にあるということもあり、建物自体がかなり歴史のある可愛らしい外観をしたものになっていて、中に入るだけでもかなりおもしろいと思います。

この美術館にはアトリエもあり、映画の小道具を再現したりもしているようです。そのアトリエの一部も公開されていたので、面白かったです。

このブログでミニチュアシネマ美術館を楽しんでいただけたでしょうか?

フランスに観光に来る方はぜひリヨンにも訪れて、ミニチュアシネマ美術館に来てみてはどうでしょうか?また、映画付きの方は、リヨンはオススメです!なんといってもシネマトグラフを発明したリュミエール兄弟の出身地でリュミエール美術館というシネマトグラフの発明過程やそれに関連する展示がされている美術館もあるので!

また、行くことができなくても、私のブログでフランスやリヨンの雰囲気を感じていただければと思います。

また、これからも様々な美術館に行き、その都度レポートできればと思っています。

では、また!Au revoir!

 

さき

何気ないフランスでの祝日の1日の様子:フランス・リヨンでの留学生活

Bonjour! みなさん、こんにちは。さきです。

昨日11月11日、フランスは祝日でした。ポッキーの日だからではないですよ(笑)

11月11日は第一次世界大戦休戦記念日でフランスではそれを祝うための祝日なのです。

フランス語ではこの日をArmistice(休戦という意味)と言います。正確にいうとL'Armicetice du 11 novembre です。

パリでは凱旋門のあたりでパレードが行われたらしいです。

 

フランスでは祝日はみなさん基本的にお仕事をしっかり休むので大学も今日はお休みでした。祝日だということをアナウンスされなかったので、直前まで知らずに危うく学校に行っているところでした。日本の私の大学は月曜授業が少なくならないように祝日も授業があったので、月曜の祝日が休みというのは久々でした。

フランスの大学は授業によって始まる時期や回数が違うため、日本のように15回以上の授業をこの期間以内にやらなければということを考えなくていいというのも祝日をお休みにできる理由だと思います。これを考えると本当に日本は何事もキッチリしていますよね。それがいいところですけどね。フランスはのんびりしすぎていたり、効率が悪すぎてイライラすることがたくさんあるので…。

 

フランス人の祝日の過ごし方は基本的にのんびりで、家の中でゆっくりするか公園に行って遊ぶかという感じだと思います。

私も今日はParc de Tête d'Or というリヨンの中でも有名な公園に行ってきたのですが、そこにはたくさん散歩をしている人がいました。

この公園内には植物園と動物園があるのですが、なんと無料なんです!

無料でしまうまやライオンといった動物が見れちゃうので子供連れがたくさんいました。

私は友人たちと芝生の上でピクニックをしたのですが、犬を連れている人がかなり多く見かけられました。さすがドッグフレンドリーな国!と思っていたら、犬の名前がリオン(ライオンという意味)やシーザーだったので面白くて笑っていました。犬の名付けセンスがこれまた日本とは違いますね。

 

月曜の祝日はショッピングをする人でも賑わいます。

フランスでは日曜日は基本、ショッピングモールや中心街のお店は閉まっているので、ショッピングはできませんが、祝日は祝日の営業時間の場合もありますが、営業しているので、多くの人がショッピングに行くのです。

たぶんリヨンの大きなショッピングモールであるLa Part-Dieuは移動に労力を使うくらい混んでいるだろうなと思ったので、買い物したい気持ちもありましたが、やめときました。

 

日本では祝日が来ると日曜日が2回くるような感じがしますが、フランスでは日曜が来て、また土曜日がやってきたみたいなそんな気分になります。

日曜日は本当にお店がやっていないので。

もし日曜日に天気が悪いと、家をでても人が歩いていないという状況の時があります。

私の家の周りはそんなに田舎ではないですし、どちらかというと都会なのですが、日曜日だと本当に人が歩いていないです(笑)

 

11月に入り、日に日に寒くなっていっているので、本当に外に出るのが億劫になります。最高気温は一桁台になりました。上がっても9度くらいまでしかいかないので、日本の気温をみては羨ましく思っています。マフラーが手放せない日々です。これからもっと寒くなっていくのが本当に信じられない。

フランスの暖房はセントラル・ヒーティングという1箇所で水をあたため、お湯にしてマンション全体に巡らすことで暖かくなるヒーターが主流で、私の部屋にもあります。ただ、このヒーターがあまり稼働していないという状況。ついてはいるのですが、フル稼働というかんじではなく、かすかに温かい空気が流れ込んでいる感じです。はやくフル稼働になってくれと切に願っています。

 

今日は、こんな感じでフランスの祝日の様子と寒さが強まってきたことをお知らせするただのゆるいブログでした。

祝日が終わり、また学校。授業、頑張っていきたいと思います。

では、Au revoir!

 

さき